かまへんで、真央ちゃん！

パンケーキのレシピをビルズ風にリコッタチーズをいれてみたら確かに美味しい。
そして、卵白をメレンゲにしてみたらふっくらする。

これで予約の4名様のパンケーキの下ごしらえバッチリ…かと思ったら…

なぜか、いつもならゆったりするはずの3時頃からにわかにお客様が次々といらっしゃるではないか。

ひとりで十分な時間帯のはずがバタバタとなってしまった。
パンケーキの半分はこげるわ、生クリームを大量に作って冷蔵庫に入らなかったのでチョット冷凍庫に入れてすぐ出すつもりが忘れてカチカチになるわ…

失敗ばかりのパンケーキになってしまった。なんとかしのいだが予定は大狂い。

「待つで！ かまへんで！」とわざわざパンケーキを予約していただいたNさんは優しいお言葉。

今まで、
「普通の女ならとっくに病気になってるわ」
と、言われてきたような大問題を抱えながらも
「スマン！許して、なんとかするし」
と、楽天的にやってきた。

今回のパンケーキ事件もさることながら、2つも3つも難問を抱えていてもなんとかなるやろと夜もよく眠れたし、確かになんとかなってきたもんやったわ。


真央ちゃんは違うんやろなあ。

「いやあ、こけちゃいました！
集大成のつもりだったのに緊張してしまって。期待はずれでごめんなさいね。

日本国中から注がれる金メダル視線が痛くて思うように動けませんでしたわ。

日本選手権の優勝者は、鈴木さんなのに私ばっかりにインタビューがくるもんだから違うでしょとも言えなくて。

メダルが取れないだろう順位だから、フリーでは開き直って滑ってみますわ。

ケ・セラ・セラの気分だから楽しんで滑るつもりです。」

なんて言ってみたらどうでしょう？

あかんか？日本国中の期待とちっちゃいカフェのおばちゃんとでは違いすぎか？


【本日の Good job✨】


このお二人の箱根駅伝の会話が楽しかった。
K子さんの横におられたアメリカ人丸出しの外見の旦那様にこのHくんが

「ところで、どんなお仕事されてるんですか？」
と聞いたもんだから、私が

「D女子大の元学長さんですよ。」

と言うと、

「えぇ～、そうとは知らず上から目線的に偉そうに言ってしまって…」

と大恐縮するではないか。

旦那様が応える。

「だから偉いわけではありません。
そんなこと気になさらなくてもいいのです。」

流暢な日本語。Hくんは余計に恐縮する。

筑波大、早稲田大でも教鞭をとっておられた旦那様。日本人より、慎ましく素敵な方でした。