またまた『藤圭子』である。
音楽プロデューサー、佐藤剛氏の論文から。
「…藤圭子の歌声には、それまでの人気歌手やスターの概念を壊すような微妙な異物感があった。
なぜならば、彼女こそが日本語でブルースとロックを体現した最初の女性シンガーだったからだ。
ハスキーな声を際立だたせるバイブレーション、それを可能にする天性のビート感、魂そのものをぶつけるような歌唱法。
それらは、同時代の米国でジャニス・ジョプリンが表現した祈りにも通じるものだった。
…だが、演歌という特殊なジャンルでの突然変異と見なされて、藤圭子はシンガーとしての本質を知られることもなく、音楽史で正当な評価を与えられることもなく、自分が目指す音楽と自分に求められる音楽の間で葛藤し、もがきながら消えていった。
そして、二度と浮上して来なかった。
さぞ、悔しかったであろう。」
演歌じゃなく、ブルースだった、
ジャニスと通じると言われてみると、なるほどと思える。
やっぱり哀しい『藤圭子』
【本日の Good job✨】
金曜日にしては久々ににぎわったkinco-ya。
Kさん親子。コストコ行きの前によってくださる。
教え子の娘さんたちと、その子ども。つまり、孫。
孫連れでやってきてくれる教え子が増えた。ということは教えてた側は、どんだけ歳いってるかってこと。
私やがな!